むし歯予防に効果があるガムの話  つづき

こんにちは。衛生士のハセガワです。
今週は寒波が来ているとか来るとか・・・。
はやく桜前線の話題を出したいですね。
さて、昨年の9月ごろ、
「むし歯予防に効果があるガム」の話を
途中までしまして
皆さまに疑問だけを投げかけておいて
ハセガワ的解釈をしないままに
新しい年が始まってしまいました。
「キシリトール・ポスカム・リカルデント」
市販品の中でもむし歯予防に効果があるといわれいるガムが
市場に多く出ています。
ここでポイントは
『何を目的としてガムを摂取するのか』ということです。
「むし歯予防」に決まってるでしょっ!!
という声が聞こえてきそうですが・・・。
むし歯の原因にならないガムなのか。
むし歯の原因菌を抑制したいのか。
歯を強くしてむし歯になりにくい歯をつくりたいのか。

ひとえにむし歯予防といってもいろいろな角度があるわけです。
ここからがハセガワ的解釈になりますが。
まず、どのガムが自分に適しているかどうかは
むし歯の原因菌の量を知ることが大切です。
むし歯菌が多いお口の中では第一選択は
「キシリトール」です。
キシリトールでむし歯菌の代表格であるMS菌を
弱らせる(酸を出せない非感受性菌にする)ことが必要になります。
菌がそんなに多くない人であれば
ポスカムやリカルデントも選択枝にいれても良いかもしれません。
ただ、歯を硬くするといわれる再石灰化率が
良いと言われているので歯周病の方が摂取しますと
歯石が沈着しやすいともいわれています。
さらにこれらのガムの甘味料はキシリトール外のものが
含まれていますから多少の酸が出ますので
そのことも考慮しなくてはいけません。
むし歯は感染症ですから
まずはご自分のお口の中の菌量を知ることが大切です。
Q:「スーパーやコンビニに売ってるキシリトールガムでいいの?」
A:「むし歯菌を抑制しようという目的なら歯科医院で販売しているガムです」
なんて言ってもキシリトール濃度が高いですから!!
あっ、ちなみに・・・。
むし歯菌の量を調べる検査・・・。当院で行っていますよ(*^_^*)