「フィナステリドの個人輸入はどうなの?」
「メリット・デメリットは?」
「安く買えるって本当?」
こうした疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。
フィナステリドの個人輸入は、費用面では安価に感じるかもしれませんが、品質やトラブルのリスクを十分に理解しておくことが大切です。
この記事では、フィナステリドを個人輸入するメリットとデメリット、そしてなぜおすすめできないのかを詳しく解説します。
また、手軽に医師の診察を受けられるオンライン診療という選択肢もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フィナステリド個人輸入を避けるべき3つの理由

フィナステリドの個人輸入をおすすめしない理由は、以下の3つです。
順番に解説していきます。
すべて自己責任
フィナステリドを個人輸入で使用した場合、副作用や体調不良が発生しても、すべて自己責任です。
国内に正規品として流通する薬で健康被害があった場合には、救済制度が適用されます。
医薬品は正しく使っていても、副作用の発生を防げない場合があります。そこで、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほど重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度です。
個人輸入で購入した薬を使用した場合は、対象外です。
万が一の健康被害が生じた際に、公的な救済制度が適用されないことは、個人輸入の大きなデメリットです。
厚生労働省が注意を呼びかけている
フィナステリドを含む医薬品の個人輸入は、厚生労働省が注意喚起を行っています。
下記は、公式サイトより抜粋した内容です。
医薬品等の個人輸入については、通常、メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます。
引用:厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
そうした外国製品によって不利益を被るのは、それを購入・使用するあなた自身や、あなたの家族であることに留意して下さい。
個人輸入自体は禁止されていませんが、医薬品の品質や安全性を確認する仕組みがないため、リスクが伴います。
フィナステリドは服用する薬であるため、医師に相談し、適切な情報提供を受けた上で処方してもらうことをおすすめします。
低品質で健康に悪影響を及ぼすリスクがある
個人輸入した薬の中には、劣悪な環境で製造された粗悪品や、成分が正しく配合されていないものが含まれている可能性があります。
低品質な薬を使用すると健康被害を受ける可能性があるため、注意が必要です。
50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。
服用終了約1.5か月後に全身倦怠感、胸焼けが出現し、濃い色の尿が出現。服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。近医受診翌日に救急外来紹介受診し、黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、近医受診3日後に入院。保存的に観察加療を行い、軽快したため、入院16日目に退院
品質や安全性が確認されていない医薬品の使用には、リスクが伴う可能性があります。
個人輸入を検討される場合は、メリットとデメリットをよく理解した上で、慎重に判断しましょう。
フィナステリドを個人輸入するメリット・デメリット

個人輸入でフィナステリドの購入を検討されている方は、メリットとデメリットを把握しましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
フィナステリドを個人輸入するメリット
フィナステリドを個人輸入する主なメリットは、コスト削減や利便性の向上が挙げられます。
ご自宅にいながらフィナステリドの購入が可能です。
- 安くなる可能性
- 自宅に届く
- 受診の必要なし
個人輸入の場合、医薬品の品質や安全性は保証されず、副作用が生じた場合もすべて自己責任となります。
個人輸入を利用する場合は、必ずリスクを理解し利用を検討してください。
フィナステリドを個人輸入するデメリット
フィナステリドの個人輸入は、品質や安全性で大きなデメリットがあります。
また、粗悪品や偽造品を個人で見分けることは困難です。
- 偽造品や粗悪品の可能性あり
- 適切な治療薬を選べない
- 健康被害のリスクあり
粗悪品を使用すると健康被害のリスクがあります。
フィナステリドは、医師の診断のもと、クリニックで処方してもらうことがリスクを最小限に抑える方法の一つと言えるでしょう。
フィナステリドは個人輸入よりオンライン診療という選択肢

オンライン診療が選択肢の一つとなる理由は、以下の3つです。
詳しく解説します。
相談できる環境がある
個人輸入で購入した場合は、身体の変化で気になることがあっても全て自己判断です。
一方、オンライン診療では、副作用や体調の変化などについて、医師やカウンセラーに相談できます。
- 副作用について相談できる
- 最新の頭皮の状況を相談できる
- ご自身の症状に合った治療薬を使用できる
AGAの進行を抑えるには、継続的な治療が重要です。
相談できる環境が整っているオンライン診療は、フィナステリドの処方を受ける方法の一つです。
一人ひとりに合った治療プラン
頭皮の状態や薄毛の進行度は、人によってそれぞれです。
そのため、治療方針もその方にあわせた内容になります。
- 経過を把握できる
- 現状を詳しく知れる
- 今にあわせた治療を選択できる
しかし薄毛の進行度を個人で判断して最適な治療を選択することはできません。
医師の診断の下、治療薬を選ぶことが薄毛改善の近道となります。
国内承認の薬を処方してもらえる
フィナステリドは、国内承認された治療薬です。
国内承認された薬は、有効性や安全性が証明された後、厚生労働省が承認し製造・販売できます。
- フィナステリド(プロペシア)
- デュタステリド(ザガーロ)
- ミノキシジル外用薬(発毛剤)
オンライン診療では、国内承認されたフィナステリドを取り扱っているクリニックがあります。
国内承認薬は個人輸入に比べて価格は高くなりますが、安全性を重視する方には適しているでしょう。
フィナステリドの個人輸入より安全に処方してもらえるオンラインクリニック

海外製と国内承認の治療薬、どちらの取扱いもある、オンライン診療に対応のAGAクリニックを下の記事にまとめました。
クリニックによっては、継続しやすい料金プランやサービスを提供している場合があります。
最終判断は、気になるクリニックの医師と相談して治療を選択してください。

フィナステリドの個人輸入に関する質問

フィナステリドの個人輸入に関するよくある質問に回答します。
- フィナステリドを含む、AGA治療薬の個人輸入は安全ですか?
-
偽造品を購入してしまう可能性、医師の判断を受けられないことにより健康を害する可能性があるため、注意が必要です。
- フィナステリド個人輸入で副作用が出た場合、どうすればいいの?
-
副作用が出た場合は、自己責任で対応する必要があります。医師に相談できる窓口がない場合、解決に時間がかかる可能性があります。
- フィナステリド個人輸入よりも安全で効果的な方法は?
-
フィナステリドを服用する場合は、オンライン診療を利用する選択肢もあります。オンライン診療では、医師に直接相談できるため、副作用や体調の変化などについて気軽に相談できます。
フィナステリドの個人輸入についてのまとめ

フィナステリドの個人輸入について、おさらいです。
- 何があっても自己責任
- 国は個人輸入に対して注意を呼び掛けている
- 利用する場合は、メリットとデメリットを理解する
- 健康被害のリスクがあるため、できるだけ避ける
- 医師の診断の下、処方が安全
フィナステリドの個人輸入は、メリットがある一方で、リスクが非常に高いです。
また、偽造品や粗悪品などのリスクがあるため、医師に相談のうえで慎重に判断することが大切です。
リスクなく自分に合ったAGA治療を受けるために、オンライン診療を利用し医師の診断のもと、明るい未来を目指しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。