「AGA治療にどのくらいお金がかかるのかわからない…」
「AGA治療をしたいけど、できるだけお金を抑えたい」
このように、AGA治療にかかる費用を気にしている人も多いです。
本記事では、AGA治療にかかる費用に関しての情報を、医師の情報をもとに紹介します。
AGA治療の費用や相場について気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
全国のAGAおすすめクリニックについて紹介した記事もあるので参考にしてください。
記事監修
福永医師
2017年聖マリアンナ医科大学卒業、同年済生会川口総合病院にて初期研修入職。 その後、都内某有名美容クリニックを経て銀座水の森美容外科で二重埋没年間症例数 5000人以上を経験。 特に予約の取れないドクターとして知名度が高い。 2021年埋没専門クリニックとして宇都宮市にMSCルナクリニック開業。2021年9月には、渋谷院も開業。
目次
AGA治療にかかる費用
1か月にかかる費用相場は、15,000~30,000円。
一般的な薬による治療(脱毛抑制+発毛促進)を想定しているため、かかる費用にばらつきがあります。

AGA治療の1ヶ月費用内訳
AGA治療の1ヶ月の費用内訳は大きく3つ。
- 初診料・再診料
- 検査料
- 薬代
それぞれチェックしていきましょう。



AGA治療の費用内訳①初診料・再診料
初診料および再診料は、来院したら必ずかかる費用で診察代と表記するクリニックも多いです。



AGA治療の費用内訳②検査料
検査料は、検査の内容によって、無料~20,000円程度と金額はさまざま。
検査では、医師による触診で頭皮や髪の毛を確認し、AGAによる症状なのかをチェックします。
また、血液検査では、どのAGAの治療薬を服用するのか、生活習慣に問題が無いかも調べられます。
さらに、遺伝子検査をおこなってAGAの詳しい原因やリスクを調べることも。



AGA治療の費用内訳③薬代
薬代とは、脱毛を抑制するためや発毛を促進させるための薬にかかる費用。
AGAの薬は飲んでからすぐに効果が出ないものがほとんどです。
そのため、半年~数年の期間、AGAの経過を見ながら薬を調整することが必要。



AGA治療の費用は病院によって異なる
AGAの治療は自由診療で提供されるため、病院やクリニックが独自に価格を設定しています。
そのため、同じ治療方法や薬でもクリニックによって価格設定にばらつきがあります。
AGA治療は独自に価格を決められるため、なかには価格を高く設定しているクリニックも。



AGA治療の費用が高額な理由
どのクリニックでもAGA治療にかかる費用は高額です。
ここでは、AGA治療が高額な理由を解説していきます。



AGA治療の費用には保険が適用できない!



AGA治療は自由診療となるため、健康保険が適用されません。
AGA治療にかかった費用は、100%が自己負担となります。
AGA治療の費用は医療費控除の対象外!



年間で一定以上の医療費がかかった場合、確定申告をすることで所得控除を受けられる医療費控除。
AGA治療費は所得税法の観点からすると、容姿を美化する、または容ぼうを変えるなどの費用。
そのため、AGA治療の費用は「医療費控除」が受けられません。
AGAではない円形脱毛症やほかの薄毛治療であれば控除対象になります
AGA治療の費用を治療方法ごとに解説



あくまでも相場ですので、クリニックを探す時の参考にしてください。
AGA治療の費用|内服薬
AGA治療の内服薬は、大きく分けて2種類があります。
AGAの進行を予防するための脱毛を抑制する薬と髪の毛が薄くなってしまった部分の発毛を促進する薬です。
AGAの進行度や治療の目的によって、治療方法はさまざまなため、価格も大きく異なります。
AGA治療薬には副作用が発生する場合も。
副作用が発生した場合は、すぐに医師に相談しましょう。
薬の名称 | 費用(月額) | 効果 | 副作用 |
プロペシア
(主成分:フィナステリド) |
7,000~8,000円 | 脱毛予防 | 性機能障害、肝機能障害※1 |
プロペシア
(ジェネリック) |
3,000~4,000円 | 脱毛予防 | 性機能障害、肝機能障害※2 |
ザガーロ | 9,000~10,000 | 脱毛予防 | 性機能障害、発疹、頭痛、腹部不快感※3 |
ミノキシジル※4 | 5,000~10,000円 | 発毛促進 | 心機能不全、動悸、息切れ頭痛、肝機能障害 |
※1,2 性機能障害の発生確率は、1%程度。肝機能障害の発現は、非常に稀です。
※3 性機能障害の発生確率は、1%程度。それ以外については、非常に稀です。
※4 ミノキシジルの内服は、日本だけでなく世界的に見ても、承認されていません。安易な個人輸入使用は大変危険です。絶対にやめましょう。
脱毛抑制
内服薬治療のうち、脱毛抑制の薬のみの場合、相場は月に8,000円~10,000円。
脱毛は、薬の効果によって進行が止まる場合と、薬は関係なく自分の体の中で進行が止まる場合があります。
AGAが止まった理由を見極めることは難しいので、薬の服用をやめるタイミングの判断が難しいです。



脱毛抑制+発毛促進
内服薬治療のうち、脱毛抑制に加えてさらに発毛促進をおこなう場合、相場は月に15,000~20,000円。
治療には半年~数年以上の時間が必要で、途中でやめてしまうと意味がなくなることがほとんどです。
そのため、毎月継続してAGA治療を受けられるのかを検討しましょう。



AGA治療の費用|外用薬
外用薬治療を内服薬に追加して行う場合は、月に20,000~30,000円が相場となります。
AGAの外用薬治療は、薬を頭皮に塗る治療方法です。
外用薬治療は、一般的には発毛を促進する効果を得るために、内服薬治療に追加することがほとんど。
内服薬治療の脱毛抑制+発毛促進に、さらに8,000~10,000円プラスになることが多いです。
薬の名称 | 費用(月額) | 効果 | 副作用 |
ミノキシジル | 10,000~20,000円 | 発毛促進 | 適用部そう痒感や発疹、皮膚炎、紅斑※5 |
アロビックス | 2,000~4,000円 | 発毛促進 | 発汗、 かゆみ、刺激痛、熱感※6 |
※5,6 いずれも一般的な外用薬にもみられる副作用です。
AGA治療の費用|メソセラピー
メソセラピーの1回あたりは30,000~100,000円とさまざま。
また、ほとんどのクリニックが、メソセラピーを6~12回で、1クールとしています。
そのため、メソセラピーを1クール行う場合は12~80万円とかかる費用にばらつきがあります。
メソセラピーは、注射器や針付きのローラー、レーザーなどで発毛の有効成分を頭皮に注入する方法。
発毛の有効成分を直接注入するため、より高い発毛効果が得られることが多いです。
メソセラピーは、内服薬治療や外用薬治療に加えて行われることがほとんどです。



AGA治療の費用|自毛植毛
自毛植毛の相場は、植毛する範囲によって大きく異なり、400,000~2,000,000円。
自毛植毛は、薄毛が気になる部分に、後頭部などの皮膚組織をそのまま移植させる治療方法。
自毛植毛は、自分自身の組織ですので拒絶反応が極めて起こりづらいのが特徴。
また、移植した部分でそのまま髪の毛が成長し、ヘアサイクルの確立が期待できます。
移植した髪の毛の定着率が高いため、AGAの根本を解決する方法として期待されています。
ただし、毛根ごと皮膚組織を取り出すため、傷ができる、痛みがあるなどのデメリットもあります。



AGA治療の費用を安く抑えるためのコツは?



毎月の出費が長く続くことになるため、1か月あたりの価格を少しでも抑えたいですよね。
ここでは、AGA治療の費用を少しでも抑える方法を紹介します。
①診察料の安い病院を選ぶ



診察にかかる費用は、クリニックによって大きく差がでます。
薬代はクリニックによって異なりますが、大きくは変わりません。
診察代がいくら安くても、診察もせずに毎月薬を渡されるだけでは通う意味がありませんよね。
お手頃さは重要ですが、診察の質も妥協せずに良い病院を探しましょう。
↓AGA治療のおすすめクリニックの記事もあるため、ぜひ参考にしてください。
②治療の期間を決めておく



AGA治療は、ダラダラと続けるのではなく、何歳まで続ける、何年やって効果が薄ければ諦めるなどと決めておきましょう。
治療の効果が出ていても同時にAGAが進み、何年も同じ治療を続ける人が多いです。
そのため、AGA治療のゴールと期限を決めておくことで、トータルの費用を抑えることができます。
年齢によって、美容の捉え方も変わってくるため、ゴールと期限を決めて治療に臨むことが重要です。
③治療法を上手に選択する



治療費が高いものほど効果があることが多いですが、高額な治療が必要かどうかの見極めが重要です。
医師とカウンセリングをしたうえで、自分にあった治療方法を選択するのがおすすめです。
AGA治療薬の個人輸入は絶対にしない!!



AGA治療薬は通常、医師の処方箋が無いと入手できない薬。
そのため、どんな理由でも、個人でAGA治療薬は買ってはいけません。
加個人輸入の場合、すべてが自己責任となるため、重篤な副作用が出た場合、対応が難しいことも。
AGA治療の正しい知識を持ち、AGAの薬は医師から処方してもらいましょう。
AGA治療にかかる費用を理解して、病院を選ぼう!
本記事では、AGA治療にかかる費用や費用を削減する方法について紹介しました。
AGAは1回病院に行けば治る病気ではなく、長期間通院することが基本的には必要です。
毎月の出費になるので、継続できる無理のない治療方法や病院を選択することが大切。
費用面も考慮したうえで、自分にあった病院と治療法を適切に選ぶようにしましょう。
全国のAGAおすすめクリニックについて紹介した記事もあるので参考にしてください。
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