ノーム
こんにちは、歯科医師の三上です。
皆さんノーム(norm)って言葉を知ってますか?これに「a」を付けると、ノルマ(norma)、「l」を付けると、ノーマル(normal)という言葉になりますね。
ノルマという言葉は、元々規律や規範を表すロシア語なんだそうですが、ここでは、その英語形が「ノーム」と考えてみて・・・と、どこかで見ました。
ではノームとは何か?それは『暗黙のルール』のことです。
例を出します。
車の速度制限の表示がありますが、正直それを越えた速度で走る車を多く見かけますよね?みんながやっているから良いのでは?と思ってしまいます。
他にも道端に1缶置いてあると、翌日には缶が積み重ねられていることもあります。これもみんながやっているから・・・という思いからですよね。
上記二つは悪いと分かりつつもやる負のノーム。
対して、正のノームもあります。
今朝の話です。
通勤ラッシュ時に入口近くの、外国人の乗客が降りる乗客に必死に抵抗しながらその場に留まっていました。でも日本人なら降りて再度乗車という行為を自然と行うと思います。正のノームが働いていますね。
その外国人を責めているわけではありません。ラッシュ時には降りるというルール、要はノームがないだけなのです。
ノームというのは、初めは小さなことから始まります。でもその小さな事を放置するとみんながやり始めて次第に大きくなっていきます。
1分の遅刻、下品な言葉使い、ピアスの大きさ・・・なんでもですが、小さな事にいちいちうるさいと感じる人もいるでしょうが、それは大きなことに繋がることを意識しなくてはなりません。
また、正のノーム作りも大切です。
院長が早く出勤するようになったので、みんなも早くなった、
昼食後に歯ブラシするようになったら、みんながするようになった、
なんでも良いです。まずは、自分から、、、また誰かがやった正のノームには出来るだけ乗るよう意識したいと心がけています。