歯周病治療
歯周病って?
歯周病は大きく分けて歯肉炎と歯周炎に分けることができるのですがその違いは病気の進行具合です。簡単に言えば歯肉炎が進行すれば歯周炎になるということです。その両方を総称して歯周病と呼んでいます。
まず健康な歯周組織の状態をみてみましょう
<健康な歯周組織>
歯周病の状態をみてみましょう
進行してしまうと治療は困難。
最悪は抜歯のケースも。
歯周病と言っても症状や程度に違いはありますが
とにかく少しでも早期に発見して治療を開始することが重要です。
歯周病の原因って?
歯周病の主な原因はプラークとよばれる細菌です。
プラークは歯磨きの際の磨き残しなどが溜まったものですが、これが放置されていると石のように硬くなり、一度そうなると歯ブラシでは落とせない歯石になります。
このプラークの中には歯周病菌もいますから、それが溜まった状態になっているとその部分の歯肉(歯茎)から炎症を起こし始めてしまうのです。
それが歯周病のはじまりです。
あなたのクリーニングは一回で終わっていませんか?
歯石を取る前後のお口の中を
鏡で見せてもらった事はありますか?
どうして歯石が付くのか、
歯周病になるか説明は受けましたか?
歯磨き指導を受けましたか?
赤い染色液で磨き残しの
チェックをして頂きましたか?
歯周病の検査や今後どのような処置が
必要か説明はありましたか?
レントゲンで
骨の状態を見せて頂きましたか?
一度クリーニングを受けたからといって安心していませんか?
歯周病には軽度・中度・重度と人それぞれ症状が異なります。
歯肉の状態や歯石の量によりクリーニングの回数は違ってきます。
当院では予防にかなり力を入れております。
予防には衛生士のサポートが必要不可欠です、現在は4名の衛生士が勤務しています。
セミナーの参加や毎月院内で勉強会を開いています。
解らない事があれば皆で勉強をする!スキルアップの為に努力は惜しみません。
皆様に最新の歯科医療の情報を提供出来るよう常に目標や向上心を持ち続ける事が
出来ています。
歯周病の治療の流れ
スタート~ゴールまで
生活習慣などのご相談、あなたに合った歯ブラシや磨き方 歯磨剤などをご紹介いたします。
保険制度により、現状の歯肉や骨の状態を検査し、歯周病の進行状況などを診断し、
歯石取りをしていきます。
歯周病が落ち着くまではクリーニングに数回の来院がかかります。
最後はお口の中の健康と美を保つ為に、メインテナンスに移行します。虫歯や歯周病を予防するには定期的にPMTC(プロのケア)が必要です。PMTCは自費のクリーニングになります。
ステップ1
まず目に見える歯石を除去します。
歯磨き指導(磨き残しチェック、ホームケアグッズ紹介)など一つ一つ丁寧にご指導いたします。
ステップ2
歯と歯の間、歯肉の下の歯石を除去します。
歯石の着き方により一回の処置で、4本~6本ずつ行います。歯周病の度合いにより回数が異なります。(この処置は場合により麻酔をして行う必要があります。)
ステップ3
メインテナンス(定期検診、PMTC)
個々の患者様のお口の中の問題点や
リスクを把握したうえで、安全でかつ最良の
器材・材料を患者様に応じて選択して
リスクを下げるための処置をいたします。
毎日のセルフケアで足りないところや
歯ブラシでは落とせない
バイオフィルムを除去します。
また、嗜好品によって付着してしまった
汚れ(タバコのヤニ)も
スッキリと落とすことができます。
プロフェッショナルケアとホームケアの
両立こそが一番大切です
これからは予防の時代へ
治療が終わったら、これで終わりではありません。
虫歯や歯周病を予防するにはホームケアのみならず、きちんとしたアフターケア(プロのケア)が必要になります。3~4カ月後には細菌の数が元に戻るのでプロのクリーニングで細菌レベルを低くする事が予防の要に繋がります。
私たちが歯周病の治療で大切だと考えていること。
当院ではほとんどの患者様にたいしてブラッシング指導をさせていただきます。
今の磨き方でよいのか。
今の歯ブラシでよいのか。
お一人お一人のお口にあった歯ブラシなどのケア用品を提案させていただきます。
プラークコントロール(お口の中の細菌コントロール)はむし歯・歯周病にならない為の基本行為です。
子供から大人までライフステージにあわせたブラッシング方法をご提案させていただきます。
むし歯や歯周病にならないようにするために
健康なお口と大切な歯をまもるためには
ご自分のお口の中を私たちと一緒に
ケアしてゆくことが大切です。
お一人お一人の状態に合わせて継続的に
管理いたします。