細菌検査「デントカルト」始めました!!
当クリニックで使用している唾液検査キット「デントカルト」は、
WHO(世界保健機構)の疫学検査にも使われている信頼度の高い唾液検査方法です
「唾液を検査して何が分るの?」と思う方が多くいると思います。
実は、唾液から非常に多くの大切なことが分かります。
唾液にはあなたが驚くくらい様々な効用があります。唾液の検査を行なうことで、口腔内細菌の検出だけでなく、患者さん固有の情報が得られることにより、むし歯リスクの程度を知ることができます。その結果からあなたオリジナルの予防プログラムの作成、予防処置効果の検証など、あなたの歯を守るための一歩進んだ歯科治療が可能となります。
こんな方にお勧めです
- 矯正治療を始める方(当クリニックでは矯正治療費に組み込まれており、必ず受けていただきます)→矯正装置が装着されると…
咀嚼力(噛む力)の低下
だ液分泌量の低下
細菌数の増加(通常の4倍)など、むし歯のリスクがとても高くなります - 気をつけて磨いているのに、むし歯が出来てしまった方
- 同じところのむし歯を繰り返す方
- 自分がむし歯で苦労しているので、子どももそうなるのでは・・・と心配されている方
デントカルトQ&A
Q.検査結果はいつわかりますか? | ||||
→Ans. | 菌の培養期間がありますので結果をお知らせするまでに約1週間を要します。 | |||
Q.検査を行う前に準備することはありますか? | ||||
→Ans. |
・検査前1時間は、飲食、喫煙、歯磨きをしないでください。 ・検査前5~6時間前からアルコール等が含まれた洗口液を使用しないでください。 ・検査前に運動をすると、だ液の分泌が減りますので、なるべく避けてください。 ・薬を飲んでいる方は、検査前にスタッフにお申し出ください。 |
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Q.何歳でもできるの? | ||||
→Ans. | 年齢制限はありません。 ですが、検査時に5分間硬いガムを噛んで、だ液を出し続けていただきます。 硬いガムを噛めること、だ液を吐き出せることができれば何歳でも検査を受けることが可能です。 目安として、小学校に就学頃に検査を受けていただくことをおすすめします。 小学校就学前のお子様には、RDテストがおすすめです。 当院では、デントカルトの他にRDテストというだ液検査も実施しています。 デントカルトとは異なり、だ液を少量出すことができれば受けられます。 |
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Q.RDテストとの違いは? | ||||
→Ans. | RD テストは、簡易検査ですので菌種ごとの判定はできません。 デントカルトでは、むし歯の主要菌2種類を調べることができる他、だ液の性状も調べることができます。 永久歯が生え始めたらむし歯予防のために早めに受けることをおすすめいたします。 |
検査の手順
①唾液分泌量検査
あなたの唾液量はどのくらい?患者様にしていただくのはこれだけです。
あとは、集めた唾液を使って各検査(臨床検査)を行います。
唾液が多く出るほど…
1)口の中の食べ物を早く洗い流します。
2)歯の質を強くします。
3)抗菌作用が働きます。
②唾液PHで緩衝能検査 デントバフストリップ
食事をすると、ミュータンス菌などの産出する酸によって、口腔内のPHが酸性に傾きます。これは避けることはできません。ここまではむし歯に罹り易い人も、罹り難い人も同じなのですが、むし歯に罹り難い人は、酸性に傾いた口腔内PHを中性に戻すのが速いのです。
③デントカルトSM(ミュータンス菌培養検査)
むし歯原因菌であるミュータンス菌を選択的に培養する検査です。 唾液中のミュータンス菌の量が調べられます。一般的なむし歯のリスク判定に最も用いられます。培養検査のため検査結果が出るのに2日間要します。
④デントカルトLB(乳酸菌培養検査)
一度治療したところからむし歯や、非常に進行したむし歯がある場合によく検出される乳酸菌を選択的に培養する検査です。 唾液中の乳酸菌の量が調べられます。主に食生活の乱れなどの指標になります。培養検査で検査結果が得られるまで4日間要します。
⑤カリオグラム
上記検査結果に、フッ化物の使用状況、食事の状況、プラークのコントロール状況などの判定項目を加えてむし歯になるリスクをグラフで表示したものが「カリオグラム」です。
唾液検査を受けていただいた方には、世界中で用いられている検査結果分析ソフトであるカリオグラムによって、将来的に新たなむし歯が発生する可能性と、それを予防する方法を提案いたします。
キシリトールでカリエス(むし歯)コントロールをしましょう。
むし歯は予防できます!!
歯を磨いているのに・・・。
フッ素も塗ってもらっているのに・・・。
甘いものも気をつけているのに・・・。
でも、むし歯になってしまった・・・という経験はありませんか?
足りないのは「細菌のコントロール」なのです。
むし歯の原因となる菌をコントロールしてあげることによって
むし歯の原因となる「酸」を出しにくい菌にすることができます。
キシリトール
なのです。
当医院では虫歯が出来たから削って治すといった、従来の歯科治療に加え、
むし歯は作らない・作らせない環境にすることが一番!!という考えを
モットーに予防歯科を積極的に呼び掛けています。
それには早ければ妊娠時・なるべく早い時期からの予防歯科に取り組まれる事を
お勧めいたします。
ご自身の歯を自分で守り、生涯健康な歯で生き生きと過ごせていけるよう様、
提案をしていける診療スタイルを目指しています。
キシリトールって何??
キシリトールQ&A ~キシリトールについてのよくある質問~
- Q.キシリトールって何ですか?
- Q.どのような効果がありますか?
- Q.キシリトール以外にも同じ効果のものはありますか?
- Q.キシリトールが入っているものであれば何でも効果はありますか?
- Q.どれぐらいで効果がでてきますか?
- Q.キシリトールを食べていれば歯磨きをさぼっても大丈夫ですか?
- Q.まだ子供が小さいのでガムは食べさせると危険だと思いますが・・・。
- Q.キシリトールを食べたら歯磨きをしないとダメですか?
Q.キシリトールって何ですか? | ||||
→Ans. | 白樺などの木の原料から作られる天然の甘味料です。 安全な食品 キシリトールは厚生省により食品添加物として許可されています。 アメリカ合衆国の食品衛生安全局も、キシリトールを一日の摂取量に制限を与えない安全性の高いカテゴリーとして扱っています。 |
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Q.どのような効果がありますか? | ||||
→Ans. | 以下のような効果があります。 ・酸をつくらない ・唾液の分泌を促す ・プラークの量を減らし、汚れを落としやすくする ・ミュータンス菌の増殖を防ぐ ・再石灰化を助ける ・プラーク中のPHを5.7以下に下げない (口腔内のPH値を保持する事で虫歯の発生を抑える。) |
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Q.キシリトール以外にも同じ効果のものはありますか? | ||||
→Ans. | いいえ。キシリトールのみです。 『虫歯の発生を防ぐ』効果が証明されているのはキシリトールだけ キシリトールの虫歯予防方法は、赤ちゃんが産まれる前、もしくは産まれてすぐに、お母さんがキシリトールガムを噛む事が虫歯を防ぐ事も証明されている。 |
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Q.キシリトールが入っているものであれば何でも効果はありますか? | ||||
→Ans. | いいえ。キシリトールを用いたむし歯予防法に効果がある製品はガム・タブレットです。そして何よりもキシリトールの含有量が大切です。 できればキシリトール100%のものが望ましいです。 |
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Q.どれぐらいで効果がでてきますか? | ||||
→Ans. | 高濃度のキシリトール配合のガムかタブレットを 一日三回三カ月以上続ける必要があります。 |
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Q.キシリトールを食べていれば歯磨きをさぼっても大丈夫ですか? | ||||
→Ans. | いけません。
キシリトールは従来の予防方法にとって代わるものではなく、
常用することによってこれらの手段の効果を著しく向上させます。 プラークを剥がしやすくする・・・ブラッシング効果の向上 フッ素との併用・・・歯を固くする効果の向上 キシリトール製品の利用・・・正しい食生活の教育 う蝕予防の判定、評価・・・定期的な健診 ⇒追加型むし歯予防法 |
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Q.まだ子供が小さいのでガムは食べさせると危険だと思いますが・・・。 | ||||
→Ans. | タブレット(錠菓)を使ってください。 確かに幼い子供さんにガムは誤飲の危険がありますがタブレットなら 1歳半すぎより与えても大丈夫です。 |
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Q.キシリトールを食べたら歯磨きをしないとダメですか? | ||||
→Ans. | 歯を磨いてから食べても問題はありません。ですから歯磨きのご褒美に タブレットを与える方法も良いかもしれません。 |
キシリトールのむし歯予防についてご興味のある方は
当院衛生士までお気軽にご質問ください!!